両国国技館はプロレスの試合会場としてはかなり大きいです。
収容人数1万人規模の会場なので、
これまで新日本プロレス等のメジャープロレス団体も、
ビッグマッチ会場として使用し続けています。
1万人を動員して両国国技館を満員にするのは、
かなり人気と集客力がないと厳しいです。
有名な格闘技イベントや大晦日プロレス大会などでも、
両国国技館が満員札止めソールドアウトにするのは大変です。
そんな中、
2015年7月17日(金)にプロレス佐野魂主催の佐野直選手が、
両国国技館で「佐野直万博」を開催されます。
なぜ両国国技館での開催なのか?
両国国技館のキャパと大会はどうなのか?
そもそも経費的には大丈夫なのか?
これまで開催されてきたプロレス佐野魂の会場キャパシティから、
いきなり両国国技館大会を開催と30倍くらいの会場キャパアップです。
様々な不安や疑問質問が浮かんでくると思います。
なにしろ両国国技館の満員御礼は上記の感じです。
両国国技館の収容人数キャパシティからの会場規模と、
プロレス佐野魂のこれまでの開催大会状況から
両国大会の意義を考察したいと思います。
両国国技館は、名前のとおり日本国の国技「大相撲」を開催する会場です。
大衆文化でもある国技大相撲の開催に相応しい会場なので、
升席(マス席、桝席)という独自の席割りから、
会場内の状況や大相撲の壁画や歴代横綱の写真等、
国技に特化した会場になっています。
両国国技館イベントでのキャパと座席表
両国国技館の会場概要は、オフィシャルサイトに記載されています。
さすがに公益財団法人。ビシッとしています。
- 国技館の貸館:あり(日本相撲協会から貸館)
- キャパシティ(収容人数):定員11098人
- 音響証明:最新のものを完備
公益財団法人日本相撲協会から国技館をレンタルします。
大相撲の場所が無い時期に限りということです。
そりゃそうですね。
一階席が約6000席で二階席が2約4500席とのことです。
レイアウト次第で前後するようです。
音楽イベントも開催できるようになっているそうです。
音響証明の設備が完備されていることから、
音楽イベントでも利用できるとのことです。
過去にも様々な有名アーティストが音楽イベントで利用しています。
アリーナ内は桟敷席(さじきせき)いわゆる升席が可動式となっており、
会場レイアウトにあわせて移動させることができるそうです。
また、国技館中央に位置する土俵は、
なんとエレベーターのように床下収納できるとのこと。
こういった部分をフル利用することにより、
音楽イベントをいい感じで開催することができるようです。
両国国技館のキャパシティはアリーナ全体を利用して1万程度なので、
音楽系イベントでステージを作って3分の1をつぶした場合は、
5000-6000くらいの集客収納状況となるようです。
ここらへんもケースバイケースでレイアウトできるようですね。
国技館の貸館料金は?
国技館のレンタル料金もオフィシャルサイトにそのまま記載されています。
以下の状況です。
開催する種別ジャンルにより料金が違うのですね。
プロスポーツイベントだと、
平日1日でも300万円程度の貸館料金です。
これは僕が予想していた料金よりもけっこう高めでした。
公的な施設のレンタル料金はかなり安いことが多いので、
両国国技館もそれに近いかなと思っていましたが、案外高い。
レンタル料金安い公的施設は音響照明が無く持ち込みの場合が多いので、
そういった部分が両国国技館は完備されてるという部分もあるかもしれません。
国技館のアリーナだけでなく、大広間というスペースもあるようですね。
そちらも平日40万円以上のレンタル料金と高めですね。
確定したレンタルイベントは国技館のサイトに記載されています。
大正琴イベント等は国技館が似合いますね。
両国国技館の座席表とストリートビュー
国技館内の座席表は、こちらもオフィシャルサイトにわかりやすいのがあります。
以下の感じで掲載されています。
そして、驚愕の出来事があるのですが…
両国国技館館内をGoogleストリートビューで見ることができます。
以下でパノラマ模様をご覧ください。
両国国技館のGoogleマップ ストリートビュー
国技館正面(関取衆70名が両国国技館前でお出迎え)
国技館内(客席)
国技館館内2階
便利な世の中になったもんです。
升席のおすすめと座り心地
両国国技館の座席と言えばマス席が名物です。
四角く囲ってあるマス席では、座布団的な感じのものに座り、
あぐらを書いて試合やイベントを観覧するのが基本です。
僕はかつて格闘探偵団バトラーツの
両国国技館大会をマス席で観戦したことがあります。
その時の感じはちょっと不思議な座席の感じでしたが、
リングがかなり近く感じでいい感じでみれました。
マス席に4人がけするのはかなり窮屈に感じると思うので、
何人でマス席に入るかをイベントごとにあらかじめ確認するのもいいかもです。
焼き鳥工場の真実
両国国技館には、焼き鳥工場が入っているそうです。
前にテレビ番組で見て知りました。
焼き鳥弁当も両国で販売されているそうです。
あと2階にはレストラン雷電もあるそう。
東京ドームに行くとジャイアンツショップがたくさんある感じに近いかもですね。
プロレス佐野直万博両国大会の動員
そんなこんなで2015年7月17日(金)に、この両国国技館で佐野直万博です。
1万人収納できる両国国技館ですが、この日の動員はどうなるのでしょうか?
実際僕自身もこれはどうなるか期待と不安とが交錯しています。
プロレス試合の大会は興行なので、当然利益が出ないと続けられないです。
動員数も含めた興行収入は黒字になるべきです。
ですが、普段の大会からいきなり30倍程度のキャパジャンプアップです。
団体にも選手にもスタッフにも試練の大会となります。
しかし、こんな勇気をくれるツイートも…
@kyoheiviolence みんな誘って行くからー!!
— くどうあきら(ファズフロウト) (@akirakudo777777) 2015, 4月 18
そしてツイート直後に以下のようなメッセージが僕のスマートフォンに…
ファズフロウト工藤さん、ありがとうございます!
(工藤さんは僕が初めてプロレス取材した時の同行者です)
興行なので、動員人数も当然大切です。大切すぎます。
しかし、挑戦する姿勢と自分にとって大切な誰かが見ていてくださることも重要です。
どんな人生でも最後は燃え尽きて灰になるまでやるだけです。
いつ自分に火をつけるのか、いつ燃えるか、いつまで燃え続けるか。
2015年7月17日(金)両国国技館大会は、間違いなく燃えている大会です。
勝っても負けても勝負は時の運。
今できることを精いっぱいやるだけです。
7月17日両国国技館で、待ってます。
PS:両国国技館のオフィシャルサイトは、かなり見やすくていいです。
両国国技館での相撲以外のイベントが、再来年以降の貸し出しを行われないようになるそうです。
プロレスや格闘技の試合会場としてもたくさんの歴史がある会場ですが、ちょっと切ないですね。
僕の人生でも集大成的なものになると思うので、地道に頑張ります。