かつてWORMS’MEATバンドメンバーの内野さんや江波戸さんから

「「ホテルおおるり」という激安温泉宿がある。値段の割にけっこう普通」

という話を聞いていました。

昭和テイスト好きでコスパ追求型の僕は、気になるスポットとして記憶していました。

けっこうユルイ感じの慰労懇親会的な企画とかで、
完全部屋飲み中心の場合とかに利用していたよう。

まぁ適当に気が向いた時に料金など見てみたら、
確かに驚異的な格安料金ホテルおおるり公式サイトに掲載されていました。

ホテルおおるり料金
一泊2食付きで5325円からで、1人のみだと6430円(税別)とのこと。

2食付きは、バイキングコースということで、
夕食にはドリンク類(お酒含む)の飲み放題もあるとのこと。

とりあえず、驚異的な激安状態です。

けっこう長いことこのままの料金でやられているようです。

僕がこのホテルおおるりの激安温泉宿情報を聞いたのが、
もぅ随分何年も前のことだったと思うので、
その間もずっとこの感じで有り続けていたことを驚異に感じます。

で、

最近は色々なイベントごとに呼ばれて参加する際にも、
どちらかというと高級志向的な場所の方が多いこともあり、
昭和テイストを自分の原点が強く求めている今日この頃を感じていました。

参照:インフォトップ(ファーストペンギン)忘年会2015に参加
(昨年末にご招待いただいた某忘年宴会も、なかなかいい宿でした)

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今後来年度4月からは
家庭状況的になかなか遠征も気軽に行きにくいスケジュールになるので、
思い切って2月に個人的な想い残した場所でもある「ホテルおおるり」に行くことにしました。
(お許しをいただいた家族の皆さんに、感謝します)

目的は「個人的な業務合宿」です。
深い意味は特にないのですが…

当然、単身乗り込みます。

アラフォーミドルエイジは、1人でも負けません。

(ミドルエイジ男性の一人温泉宿宿泊は、心中と思われるそうですが…)

鬼怒川温泉のホテルニューおおるり料金と予約

僕は自営業的な仕事をやっている状況なので、
時間的な都合は(家庭状況が許せば)今現在は特に制限が無いので、
今回は2月の平日に一泊で行くことにしました。

鬼怒川温泉は以前も訪れたことがあったので、
鬼怒川温泉ホテルニューおおるりをチョイス。

宿泊一週間前までに予約しておいたら、
「湯けむり号」という名前の往復の送迎バス(都内からもでている)も
有料で乗れるとのことで一週間くらい前に電話で予約しました。

湯けむり号は往復で1400円とのこと。

普通に都内から電車でいっても片道でオーバーする料金。
とりあえず激安です。

段々驚かなくなってきました。

むしろ、行った先にどんな困難が待ち構えているのかが、
ちょっとしたドキドキ感を煽ってくれるようになりました。

温泉宿にゆっくりしにいくというよりも、
体験価値を求めて行く感じすらも自分のどこかに感じだしました。

二日くらい前に確認の電話も入り、
本当に行くんだな、という実感を感じました。そりゃそうですが。

池袋から鬼怒川温泉へ

で、当日、池袋西口の芸術劇場裏集合ということで、
朝8時50分頃に行ってみると、
けっこうたくさんのバスツアー集合場所になっているようで、
すぐにホテルおおるりの湯けむり号も発見できました。

湯けむり号鬼怒川おおるり
これがおおるりの湯けむり号。こんな感じで待ってました。

正直、ド平日だし、殆ど乗客いないだろうと想像していました。

そしたら…

おおるり湯けむり号車内
わぉ!!

お年寄り中心に車内はホテルニューおおるり宿泊客で満員です。
ビビりました。

湯けむり号のバスも、最初はハイエースくらいのサイズじゃないかと思っていたので、
驚きの観光バスサイズで僕はマジでビビりました。
そして満員。

湯けむり号おおるりお茶
とりあえず温泉バスツアーには定番のほうじ茶を。

運転してもらうバス移動は楽だなぁ… としみじみ。

湯けむり号佐野パーキング
佐野パーキングで休憩もはさみつつ…

色々な場所のおおるりへ移動するバスが佐野パーキングで集合のようで、
ここでバスの乗り換えをして鬼怒川以外のおおるりに行かれる方もおられました。

湯けむり号鬼怒川おおるり
3時間くらい乗車して12時くらいに鬼怒川温泉ホテルニューおおるりに到着。

鬼怒川ニューおおるり外観
ちなみにホテルニューおおるり鬼怒川の外観はこんな感じ。

おおるり歓迎
なんと「おおるり愛好会」もあるそうな。愛されてますね。
そりゃ湯けむり号も満員になるわけだ。

おおるり熊玄関
旅館玄関横には、謎の熊さんたちの標本がお出迎え。
でも、あんまり目立ってなくてかわいそうだなぁ…

そして部屋へ…

12時に到着してチェックインまで待つのかな?と思いきや、
すぐにチェックインして部屋に入っていいとのこと。

夕食は17:30からの18:30までの1時間限定とのこと。
バスタオルは50円で別料金レンタルとのこと。

ホテルおおるりエレベーター内
エレベーター内に貼られていた館内図。
エレベーターの壁の色が風情を感じます。

鬼怒川しばい処
エレベーター内で存在感を醸し出している花舞小菊ポスター。
これは翌日近くの「しばい処」という場所で無料で見れたそうな。
(僕はタイミング悪く見なかった)

エレベーターを降りると…

ホテルニューおおるり廊下
廊下が殺風景でちょっとした冷気を感じます。
扉も昭和を感じます。

で、おそるおそる部屋へ…

ホテルニューおおるり部屋
けっこう普通の感じ。

洗面台や部屋付きのトイレ、部屋付きのバスルームとかは、
やはりかなり時代を感じる昭和の産物的な雰囲気を感じました。

が、

ニューおおるり景色
部屋からの景色は素敵。

そういえば、網戸がないな。
夏場は虫が入ってきそう。

鬼怒川おおるり景色
まぁ、部屋からの眺めはいい感じ。

鬼怒川おおるり部屋外
ちなみに隣の部屋とベランダ部分が繋がっています。
賑やかわっしょい派の方々には交流の場所としていいかもしれません。

ホテルおおるり部屋
しょっぱなから敷きっぱなしの蒲団は、改めての蒲団敷きの手間を省いている模様。
まぁ人件費の効率化という感じでしょうか。

ラーメン八海山にてたろう餃子と鬼怒川太朗

鬼怒川温泉街にも出てみようと、街を散策。

鬼怒川マップ
おおるりのフロントで地図をいただきました。
(手書きでニューおおるりの場所を記入しているところがアツイ)

鬼怒川温泉駅前
鬼怒川温泉駅前は、ちょっと人も多くお店もありました。

駅前を離れるとあんまり人通りがなかったですが、
まぁ2月の平日火曜日ですからね。

ちょっとだけ小腹がすいていたので、何かを食べようと思いお店を探すと…

鬼怒川太朗押し
鬼怒川太朗推しのお店を発見。

鬼怒川太朗押し2
オセオセ感が凄い。
このラーメン八海山というお店に入りました。

鬼怒川八海山
こんな感じのメニュー。

狭めの店内は観光客で満員状態。
やはり外観のパンチ力は集客に影響します。

辛みそラーメンと名物たろう餃子をオーダー。

鬼怒川たろう餃子
名物たろう餃子(400円)

ボリュームあるけど、シンプルな餃子でした。
皮がどんどん剥がれてきて、包み隠さず味を伝えてくれる感じ。

八海山辛みそラーメン
辛みそラーメン(1000円)

とりあえず、辛い。
シンプルなスープだが、とにかく辛い。

辛みそラーメン鬼怒川
麺は細麺。辛みそラーメンの細麺は、個人的には新しい食感。

とりあえず、
愛想のいいおばちゃん2人とおじさん(お爺さん)が頑張って切り盛りされていて、
こういう感じもまた観光っぽくていいなぁ、と思いました。

価格が観光地価格でもまぁしょうがないかと。

ちなみに、この一角のお店群は、
鬼怒川太朗さんが経営されているお店みたいですね。

鬼怒川射的や
近くに射的屋もありましたが、昼間だし平日だしで休み。
伊香保温泉とかと比べると、なかなかひっそりしてますね。

ホテルニューおおるりのすぐそばには、セブンイレブンがあるので便利。

ちょっとしたアルコール系を購入して宿に戻り。

鬼怒川おおるり橋から
橋から見たニューおおるり。景観がいい感じ。

ホテルおおるり露天風呂
古い館にある露天風呂が、橋から丸見えです(笑)
この露天風呂は現在使用してないようです。

鬼怒川ホテルニューおおるりの温泉と夕食

宿に戻り、温泉に入りました。
露天風呂と大浴場が別々にありました。

当然ながら設備は最小限度で脱衣所等も簡素でシンプル。
化粧水的なものとか綿棒みたいなものも特に無し。

バスタオルは有料レンタルなので、フロントでレンタルしました。

お風呂自体はけっこういい感じ。

適温で浸かりやすいし、鬼怒川が眺望できて眺めがいいので満足です。
大浴場でも窓開けて風景見れる状況。

シャンプーやボディーソープ、石鹸等は大浴場に用意がありました。

そうそう…

せっかくなのでホテルニューおおるりの館内散策もしてみました。

おおるりダンスホール
ダンスホールもありました。
中からけっこう賑やかな声が。

ホテルニューおおるり
屋上にもでてみました。屋上に設置してある看板。
屋上は以前はゲートボール場だったようですが、現在は何もなかったです。

館内は昭和の歴史をまざまざと感じる雰囲気マンマン。

僕はアラフォーミドルエイジなので、
かつての昭和の時代を思い出すのに充分すぎる空気感を味わいました。

ここは、昭和です。

そして、17時半に早くも夕食バイキングへ…

おおるりバイキング
バイキング会場入り口です。

ホテルニューおおるり夕食バイキング
指定席で、名前の札が立てられていました。(やる気を感じる!)

1時間の夕食バイキングに宿泊客が一気に参加するので、
夕食会場はけっこう満員な感じでした。

でも雰囲気はお年寄り中心なこともあり、ゆったりした感じ。

そして、お一人様は僕だけでした。

おおるり夕食
僕の夕食セレクトはこんな感じ。
並んでいたものを大体全部盛った感じですが。

おおるり夕食鍋
謎の鍋物と、湯葉と何かの刺身もありました。

お酒類も飲み放題だったので、ビアをいただきましたが、
発泡酒か第3系の味だったような気がします。僕には充分ですが。

飲み放題あってよかったですが、1時間なのであっという間でした。

鬼怒川おおるり部屋飲み
夕食終わってもまだ18時半。
温泉旅館の醍醐味ですね。

部屋で個人的業務合宿に明け暮れて、寝ました。

おおるりの朝

で、朝は7時から8時半までの間で朝食。

こっちは1時間半の猶予がありますね。

おおるり朝食
僕の朝食セレクトはこんな感じ。
というか、大体主要なものを全て盛った感じです。

おおるり納豆
オリジナル包装紙の納豆がイカシてる。

牛乳があったので、牛乳をいただきました。

鬼怒川おおるり窓
そして部屋からの眺めはよい。

で、チェックアウトは9時半。

その後帰京するバス「湯けむり号」は12時出発とのことで、空き時間。

多くの人は「しばい処 花菊」でお芝居を見るようでしたが、
(ニューおおるり宿泊客は、券貰って無料で見れるそう)
僕はたまたま説明聞きそびれて見れず。

まぁ、いいやとおおるりのフロントで個人的業務タイムにさせてもらいました。

しばい処
ここが「しばい処 花菊」

ちょうど帰りのバスもここから出発。
もうワンセットになってるんですね。

田吾作
帰りのバスで途中、「田吾作」という食堂で昼食休憩。

僕はなんとなくそこらへんでポーっとしてました。

鉢植えプレゼント
更に、帰りのバス途中で提携の農園?みたいなところで、
ご婦人方にお花(鉢植えみたいな)のお土産プレゼントもあり。

もぅ何でもありすぎですね!

佐野パーキング靴
休憩及びバス乗り換えの佐野パーキングでは、靴の忘れものも発見。

もぅ驚きも無くなりました。

そんなこんなで、16時くらいに池袋到着。

おおるりお会計
帰ってかかった費用を計算してみたら、
コンビニの買い物や八海山の食事(1400円)も入れて、合計1万円ちょうどくらい。
軽く近所で呑みいって梯子しても、使っちゃいそうな金額です。

おおるりのチェックアウトは、謎の500円引きもされていました。

うーん… 謎すぎる…

どうやって採算とってるんだろうか…???

謎すぎる…

格安温泉宿ホテルおおるりの評判と口コミ

まぁこんな感じだったわけですが、激安すぎて驚愕しますが、
意外と普通な部分も多くてコストパフォーマンスは高かったと思います。

ネット上で僕以外の利用客の口コミ評判とか見ると、けっこう色々ですね。

などなど…

まぁ実際に利用してみると、キレイではないし、
食事も素敵においしいわけでもないし、
くつろげて贅沢な時間を過ごせる感じでもないのですが、
とにかくコストパフォーマンスはいいような気がしました。

網戸が無いので夏場の暑い時期は、窓開けられないとキツイかもしれませんが…
(エアコンは効いてるのですが)

昭和を感じるには、よい施設すぎますね。

僕はゆっくりとした贅沢な時間を過ごしにいったのではなく、
想い残した場所にいく体験価値を求めていったので、納得の感じでした。

キレイなところでゆっくりしたい場合は、
もうちょっと料金を出して他の宿を探していくのがいいかもしれないですね。

ホテルおおるり(北関東鬼怒川)宿泊感想まとめ

「昭和」「体験価値」といった感じの滞在でした。

どうやって採算とっているのかは… 本当に謎でしたが、
昭和の匂いを感じるには興味深い時間を過ごしました。

おおるりグループよりも料金高いですが、
伊東園ホテルズという温泉宿チェーンもあって、
同じように送迎とバイキング飲み放題付きをやっているようです。

(その後、伊東園ホテルズ系列にはまってます。
2018年には塩原温泉にも行き、
先月も熱海大野屋にいきました…。中年男性おひとり様で

こっちの方が比較的ヤング向きかもしれないですね。

アラフォーミドルエイジの一人旅には、まぁ昭和を感じるこういうのもいいかもしれないです。

そんな感じですね。