AKB48「恋するフォーチューンクッキー」のミュージックビデオを
いろいろな人たちや団体が踊りまくってAKB48の公式YOU TUBEチャンネルでも
紹介されていたりする。
かなり話題になっているみたいです。
今やAKB48の人気は国民的すぎて、たしかにどんなメディアに掲載するよりも
AKB48関連で紹介された方が効率的ではある。
(実際のところ神奈川県Ver.は100万回以上再生されている。)
そんなこともあってか、
「恋するフォーチューンクッキー」ミュージックビデオは、
最初はスタッフバージョンのみだったけど、どんどんと
色々な人たちや団体が同じ踊りをして収録していき、
AKB48公式チャンネルで紹介してもらう、という
一種のプロモーション合戦みたいなことが起こっている。
税金使ってつくっていいの?
まぁ、実際のところ作って公認してもらってアップできれば
話題ある時点で再生数は期待できる。
しかし、立派なミュージックビデオを作成するには結構な経費がかかる。
佐賀県の「恋するフォーチューンクッキーPV」制作に50万円を使っていて
それがどうなんだ?的な議論がネット上であったりもする。
これってかなり難しい問題。
「135万回見られてるんだから問題ない」
「休みの日でもないのに60部署の職員が出演したら 業務も停止してさそりゃ金かかるだろw」
「神奈川県知事もやっとったな。電通さんは金儲け上手ですなw 」
などなど。
確かに電通の戦略はうまい。
50万円の経費(税金)で135万回再生されれば、宣伝的な効果は期待できる。
しかし、このような論争(税金使用)が起こってしまっては、
結局何を宣伝しているのかも難しくなる。
このような話題が挙がること自体がよろしくないとも思う。
このビデオは将来的に使えるものなのか?
好き嫌い・好みが激しく分かれるAKB48のメディアを使って
まぁ50万円とはいえ税金予算を使ってのミュージックビデオ作成は賛否がわかれる。
通常のこれまでの風習だと、
都知事だとしたら税金予算でAKB48「恋するフォーチューンクッキー」PVをつくるのは
宣伝効果があるとしても、ちょっと踏み切りづらい。
(実利(AKB48がイベントにきてくれるとか)が見えるのであれば理由付けができやすいのだが)
参照:佐賀県「恋するフォーチュンクッキー佐賀県庁Ver.」が公開されました
(公開終了になったようです)
ある程度の予算を使って制作するのであれば、きちんと事業戦略が必要だ。
その事業計画が民意を得て税金を委ねられているわけで。
- その制作が何の目的で
- 将来的にどんな意味をなすのか
「恋するフォーチューンクッキー」その他版PVは、
通常のアーティスト等のPVと比べて意味あいが違う。
ひかりテレビバージョン
ひかりカエサルには、かつての仕事でお世話になりました。
当然、民間企業と公職機関では今回の議題は別問題となる。
通常のアーティストPVは、継続して作品として使用していく。
- 作品リリース時の資料映像として
- YOU TUBEやOFFICIAL SITEなどでの露出用として
- DVDなどを販売する時のパッケージ作品として
THE ROOKIE OUTSIDER「UFOミステリー」
かつて僕がプロデュースした作品だが、このPVの制作費は衝撃的な低価格だ。
(低価格、というか… 編集は御大手塚さん)
しかし、「恋するフォーチューンクッキー」その他版PVは
YOU TUBEでアップしておくくらいでその後の使用目的が難しい。
当然、「親しみが感じられるからいいよね」っていう意見は僕も同感するが、
それだけで税金を使用しての制作は、抵抗ある人が多いのも容易に想像ができる。
最適な「恋するフォーチューンクッキー」その他版PVは
このような作品を現在制作するのであれば、やはり
寄付・ボランティア制作が最適だろう。
「それじゃ、誰もつくんないよ~」
誰もやらないことをやるから価値があると思えます。
特にAKB48関連は、大いに宣伝効果も期待できます。
県知事などがバーンとポケットマネーで50万投下して制作などしたら、
それだけで支持率があがりそうな気がします。
また、
You tubeコンテンツ自体に広告を貼ることにより、収益を還元する方法もある。
このような手法を個人が制作することにより可能な部分も出てくるだろう。
県庁などで作成するのであれば、やはりボランティア制作が最適だと思う。
(権利関係とか管理とか難しい部分もあると思うが)
とはいっても、なかなかね。というのも実情。
震災の時などは、皆が寄付してボランティアした。
あのような皆が納得するような行動や事業を基本として税金を使うべきだと思う。