某知人からメールで連絡をもらった。
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「明日、ホタルライトヒルズバンドが渋谷Duoでライブだからいかない?」

とのこと。

そうなんだ。と思ってホタバンのサイト見てみる。
明日は確かに渋谷Duoでイベント。
しかもテレ朝ミュージックとキョードー東京も絡んでるみたい。

素晴らしい内容をやり続けているバンド、ホタルライトヒルズバンドも
ようやく大きなスポットライトが当たりつつあるのかな。

ホタルライトヒルズバンド
ホタルライトヒルズバンドのアーティスト写真。
カメラは中村マサヤくん。いい人です。
(中央ボーカルの藤田竜史くんは、相変わらず写真うつりが悪い)
実物の方がより素敵ですね。

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同世代のandymoriとかがどんどん人気でていく中で、
前進バンドのRAVEが解散して新バンドで仕切り直しになったが、
きちんとメンバー固めてここまで活動してきたのは、

「素晴らしい!」と心から讃えたい。

気がついたら僕がお世話になっていた頃から考えると
5年くらいの歳月が流れているのを思い出した。

バンドマンの生活

ホタルライトヒルズバンドのメンバーは、
元々の生活の拠点である柏を中心にして活動している。

藤田竜史くんは柏のCafe lineで働いているそうだ。
このお店は僕もとてもお世話になったイベンターさんの実家だったりして、
地元を応援してくれる温かい店。
しかも、cafe lineでライブもやってるという。

藤田竜史くんも東京で生活して活動をしていた時期が長かったが、
地元柏での生活とバンド活動をマイペースに、でもハイペースに活動し、
そのライフスタイルが少しづつ浸透してきているようだ。

自分が育った街で働き、そして自分のつくる音楽もそこで還元していく。

この感じはなかなか素晴らしいなと思っています。

かつてのバンドマンの生活といえば、

  • 中央線沿線の安アパートで貧乏生活しながらライブ活動している。
  • バイト先は居酒屋や音楽スタジオ、現場系。基本的にはヒモだったりニート。
  • 金はないけど時間と自由はある。

こんな感じのイメージ。

僕も中央線沿線阿佐ヶ谷の5畳一間の部屋(ユニットバスはあった!)
そんな激安部屋に住んでいたことがあるが、今思えばとにかく狭い!

で、近所に住むミノケンとかJelly-Oさんといつも遊んでいた。
僕は真面目にバイト(新宿駅南口某高層ビルでの仕事)をしていたので、
その頃からまさにみのもんたスタイルだ。

確かにそんなにお金はなかった。
(でもちゃんとバイトしていたので僕は困りはしなかった。)
でも、まぁ自由な感じはあったな。
その反面、やっぱりいつまでもこの生活は続かないという認識もきちんとあった。

バイトでちょこちょこ貯めたお金も、
バンドでツアー行ったりライブをちょっと頻繁にやると
(当時はライブ前リハもきちんとやっていたので)
バイトする時間なくなって、すぐ減っていった。

そうこうしているうちに、
知り合ったバンドのGOING STEADYがアルバム出して激売れした。
彼らの状況は一変して、バイトしてる大学生から人気者のバンドマンへと変わっていった。

こ、これがバンドドリームや!!
って当時は思ってました。

僕も今でもバンドマンの端っこ(謎の男ミステリーライガーマン)だったりもするわけで。
世の中、何がどうなるかさっぱりわかりません。

バンドマン生活収入

僕はといえば、その後レコードレーベルで働きだし、
ライブハウスやったりしてなんとかかんとか生きてきました。

バンドマンの生活、2013年現在

宇多田ヒカルのCD1000万枚売れたすごい音楽業界バブル時代はとうに終わり、
インターネットだったりパソコンの発達からも音楽コンテンツの価値は急落している。

  • 「CDが売れない」
  • 「握手券付けないとCDが売れない」

CD自体が売れなくなったのは、
逆に考えるとこれまでが付加価値が強くて売れすぎていたのかもしれない。

音楽のコンテンツには大きな夢があった

雑誌やテレビとかのメディア見ていると、
音楽で成功したら夢があるなーって思える時代が長く続いた。
アイドルとかもそうで、アイドルとか芸能人なれたらいいなーって昔はみんな思ってた。

今はどうだ?
保育園だったり小学校低学年でも将来の夢に芸能人とかアイドルとか書くだろうか?
(そりゃ書く子供もいるだろうが…)

かつての音楽コンテンツには付加価値として充分すぎる夢があった。

  • 「音楽で一発当てればビッグになれるぜ!な・り・あ・が・り!!」
  • 「死にたいくらい憧れた花の都大東京で、俺の唄で銭儲けてやるぜ!」
  • 「いけいけいけいけーー!!破滅に向かって!!」

現実的に起こったバンドドリーム。
僕は成功者も多数見てきたし、実際にみんなすごかった。

これらの良い部分だけがメディアで伝えられていたので、夢やムーブメントとしての
付加価値を与えるのに充分すぎ状況があった。

現在は、
インターネットカルチャーで良い部分も悪い部分も全て見えるようになった。
とりあえず、バンドマンの(たとえ有名でも)収入厳しい現実にはギャップがつきまとう。

そして、有名バンドマンでも兼業で仕事している現実は少なくない。

じつはそんなに音楽好きな人は日本には少ない

音楽の恩師与田さん(DJ YODA)は、2000年頃の一緒に色々やってた頃、
毎月100枚以上のCDやレコードを購入したりしていた。

そして、それを全て聴いてインプットしていた。

「いやー、本当に俺ほど音楽聴いてるやつはいないよー」

とのこと。

いや、本当にそう思う。
そこまで本質的な部分で音楽を聴いている人は、やっぱり少ないと感じた。

  • 「音楽が無いと生きていけない!!」
  • 「音楽が三度の飯より好きだ!!」

最近はさすがに僕のまわりにはあんまり聞かなくなったけど、
当時そのような言葉は氾濫していた。

まさにNO MUSIC NO LIFE!!時代なわけです。

でも、その音楽が好きだっていう部分は、
意外と何かの代案としてだったりする部分が大きい。

僕もそうだ。
僕は音楽自体そのものが好きっいうより、長渕剛的生き様が好きでプロレスが好きで、
成り上がり的ストーリーが好きなんだ。
(そういうストーリーを音楽を通じて表現されているものが好き)

なので、音楽が持っていた付加価値の部分に大きく魅せられた一人だ。

もちろん音楽コンテンツが無くなることはないし
そのものがもつ魅力だったり力は素晴らしい。

僕も音楽の仕事に長く携わり、人並み以上には深く理解しようと聴いてきた。
で、結果より本質的な魅力をどんどん知っていくことができました。

でもやっぱり、
現状のCDが売れなくなってっいる現状は、インターネットなどの普及により
音楽がもっていた付加価値が落ちていった現状ではないかと思える。

音楽文化はありつづける

当然ながら音楽コンテンツはあり続けるし、バンドマンも存在し続けるだろう。
今でもかつてよりブレイクアーティスト減ったとはいえ、
毎年バンドもシンガーもデビューしている。

ただ、商業ベースとして右肩上がりの時代は終わったといえるでしょう。
(媒体もバンドマンも収入厳しい現実は常に突きつけられる)

だからこそホタルライトヒルズバンドのスタンスは素敵だ。
地元から発信していく。
働きながら兼業で活動していく。
これは全く恥ずかしいことではないし、その打ち出し方がこれからのテーマだ。

ライフスタイルとして取り組む音楽活動こそが
より本質的な魅力を伝えてくれる時代になったと思う。

峯田くんはどうしてるかな?

僕は某レコードレーベルをやめることになったのをラママで峯田和伸くんに伝えた時、
「なんで!やめないでよ!」
とびっくりしながら言ってくれたのを思い出す。

今でも注目しているが、
峯田くんのブログみるとようやく一段落したようなことが書いてある。

まぁ、色々あると思うけど僕等の世代の選ばれし音楽戦士だ。
期待してまってます。

銀杏BOYZの新作リリース

銀杏BOYZの新作がリリースされた。
2014年1月15日に2枚同時リリース。

参照:銀杏BOYZニューアルバム「光のなかに立っていてね」「BEACH」

そして峯田くん以外のメンバーは脱退とのこと。

僕にとっては銀杏BOYZは音楽の世界に真っ先に立ち向かっていって、
後ろに誰もいなくなってもそれでも立ち向かい続ける偉人です。

峯田くんひとりになってもまだまだ立ち向かい続けるだろうし。
引き続き注目していきます。