いや~、色々なソーシャルメディアで話題になってて、
特に僕も関わる業界(でもちょっとその中でのジャンル違い)ネタのシリーズも
絶賛連載中の漫画「闇金ウシジマくん」を遂に読みました。
(と言ってもまだ5巻までと最新シリーズの現時点までですが)

あんまり面白かったので現時点での感想とか書いておきます。

闇金ウシジマくん
このB-BOY風スタイルも個人的にはハマった。

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そうそう。
この記事を書いている時点で単行本の5巻までと
フリーエージェント編の31巻までを読んだのみなのでそこをご理解お願いします。
(近日中に全巻読破予定です)

※その後最新刊までを読破しました。
闇金ウシジマくんは相当に濃い内容の漫画です。リアリティがありすぎます。

自分の原風景に近い漫画

闇金ウシジマくんは名前がキャッチーだったこともあって、
最初はギャグ漫画かな?と思っていた。

普段漫画とか読まない(読む時間もなく)僕は、
当然になかなか触れ合うこともなかったけど、ネット上で面白い的なことを読んで、
「きっと自分の好みにあうだろう」と予想はしていましたが、
やはり漫画を読む時間をとられることが怖くて敬遠していました。
(実際僕は読み出したら全部読まないと気がすまないので、他の作業が止まりがち)

でもまぁ、
フリーエージェントくん編シリーズがはじまって明らかに
「ネオヒルズ系ネットビジネス」がモデルになっていて、
僕の回りも(普段の仕事と近いこともあり)話題に出ることが多くなった。

そんなこともあって気分転換に読んでみたという流れです。
(コンテンツ制作が一段落もしたし)

十代から二十代前半の自分の
これまで見てきた原風景を思い出しました。

その頃の自分の日常にかなり近い感じの描写がされていて、
実際に(そこまでディープなところまでいかずとも)近いような話は
僕のまわりにけっこうありました。

闇金ウシジマ
こういう感じのビジュアルの人もけっこう今もまわりにいます。

人間の一番泥臭いところに踏み込んだ漫画とか作品が、
やっぱり僕は好きだなぁ。

貧乏臭いのとか、ギラつきすぎてるのとかが好きです。
そういう感じで生きてきたのでしょうね。

そしてこういう漫画とか話とか見ると、
普通に生きてるだけで暮らしてるだけでなんて幸せなんだろう、
と本気で思います。思い出します。

フリーエージェントくん編

闇金ウシジマくんの「フリーエージェント編」は
「天生翔(てんじょうかける)」という方が出てきて、
ネットビジネスで高額情報商材(100万円とか)を販売しまくって
それを天生塾(参加費100万)の塾生に更に販売させていくという
仕組みが解説されていました。

闇金ウシジマ天生翔
レッツ、ディープ!!

ビジネスの内容はかなりきちんと内部まで取材しないと
現在ネットビジネス実践しないと知らないようなことまで描写されていました。

で、
現実にかなり近い部分もあればそんなにリアリティない描写まで様々。

でもかなり面白いし、共感出来る部分が多い。

「やっぱりこういう風にこのビジネスは見えるんだろうなぁ…」

という極々普通の読者的感想を持ちました。

ネットビジネス系もいろいろあるのですが闇金ウシジマくんでは、
一番ディープでギラツイテイル属性が取り上げられています。

実際このフリーエージェントくん編を読んだだけで
ネットビジネス・アフィリエイトの業界全般をイメージされると、
実際に具体的なノウハウで成果を出している方々は気分を害されると思いますし、
コツコツ実践して成果を出している方も多大に存在します。

自分としてはネットビジネス・アフィリエイト自体が新興産業であることから
このようなメディアにより先行イメージがある程度つくのはしょうがないかと
個人的には思っています。

よくよく読んでみれば確かにわかります。
この漫画に取り上げられる題材は基本的に世の中のディープな部分です。

  1. このままだと社会の格差は広がります。(危機感煽り)
  2. 短期間で莫大に稼ぐことができます。(売り込み)
  3. 全然ダメだった劣等生だった自分でもできました。(再現性アピール)
  4. まず先にリスクを取る。金は後からついてくる(購買後押し)

漫画内で登場した高額情報商材は、
こうやって売り込みのセールスがされていっていました。

このような題材だと確かに極端に映りますが、
一般企業が販売するような商品などでもこのようなコピーライティングは使われます。

ただ、
稼ぐ方法を教える情報商材としてはあまりにもダイレクトなので、
やはりどんどん胡散臭くなってしまう側面があります。

参照:与沢翼氏破産の嘘と闇金ウシジマくんモデルと笑っていいとも出演話

フリーエージェントくん編の顛末

本当に興味深くて面白い闇金ウシジマくんですが、フリーエージェントくん編は完結しました。
単行本でも発売されて、僕も改めて新宿のマンボー(漫画喫茶)で飲み帰りに読みました。

最終的には天生翔氏はホームレス的な存在の代表格として人気になり、
その章の主人公的な存在はリアルビジネスを地方で立ち上げて頑張っている、
みたいなそんな結末で終わりました。

まぁ、実際のところ漫画自体はフィクションなので、
あくまでもこんな感じだとある意味ハッピーエンドだなと言う感じでしたが、
やはり情報商材ビジネスが悪というような印象を与えるラストだったと思います。

一方的な印象なので、実際はそんなことばかりではないんですけどね。

胡散臭いとされるセールス

稼ぐための方法をセールスするキャッチコピーでよく使われるキーワードがあります。

  • 「不労、片手間、ほったらかしでも稼げる」
  • 「ニートでも稼げる」
  • 「誰でも稼げる」

これって、よくよく考えると不思議です。

「不労、片手間、ほったらかしでダメダメなポーくんでも稼げる」
「ニートで切ないポーくんでも稼げる」
「ポーくんでも稼げる」

自分の名前を入れてみると何とも切ない感じです。

「誰でもできる → バカにされている」
そんな感じのイメージが実はあります。

誰でも簡単にほったらかしで大きな成果が最初からあるビジネスは無いです。

莫大な努力と作業の末に仕組みを構築して、
その中での半自動化は現実的に可能です。

「楽して稼げる」と思って参入した実践者は、
多くがその実践量と作業の難しさに脱落することが多いです。

だからこそアフィリエイターの95%は5000円も稼げないというデータがでてくるのでしょう。
(現在はもっと稼げる人増えたと思いますが)

きちんとしたビジネスは右肩あがりになる

闇金ウシジマくんのフリーエージェントくん編
モデルとされていたと言われている与沢翼さんも経営が苦しい告白をされました。
(単行本の後ろに取材協力で「与沢翼」他の方が掲載されていました)

なんというか、
ビジネスのマーケティングは極めて優れていたと思いますが、
販売している商材に再現性があまりないのではないだろうか?とよく噂されていて、
ネット上でよく噂になっていました。

参照:闇金ウシジマくんにて、明らかに与沢翼がモデルのキャラが登場!

(ここでは与沢翼さんをディスるつもりはありません)

僕自身も現在ネットビジネスを実践しているのですが、
十万円以上する自身の高額商材だったりを販売したことはまだありません。

やはり価格に見合った再現性や価値を「誰が見ても納得するような」状態の商材でないと
なかなか現実的に継続してビジネスが続きにくいと思います。

ビジネスはきちんと継続していれば右肩あがりになるものです。

  • 顧客(見込顧客も)が増える
  • 商品(コンテンツ)が増えていく
  • 販売者が成長して幅が広がっていく

需要は魅力的な技術や人柄をだすことにより、
自身でつくりだすこともできます。

商品力(価値)があるものを提供してこそのビジネスです。

もしうまくいかないのであれば、どこかがかけている可能性があります。

ネットビジネスでは成果出る実際の手法を手順に従って伝え、
実践していくサポートやより効果的な工夫を伝えることで
価値を提供するスタイルが流行っています。

そして実際にある程度成果でて稼げるようになったら、
他の手法に横展開していっても成果がでるようになるものです。

これはスキルを構築しつつ思考力も構築されているからです。

自分で考えて、自分で決めて、自分で行動する。
だからそのビジネスに価値がでてきます。

そういったビジネスをインターネットという媒介でやるだけなのです。

この激動の時代に「人生を楽しむ力」を手に入れること
それがネットビジネスの本当の魅力です。

闇金ウシジマくんとポー

闇金ウシジマくんで描写される人間模様は、かなりリアリティあります。
僕自身も含め、僕が生きてきた雰囲気がそのまま描かれているような感じです。

ウシジマくん
こんな人は、実在します。

木下なおひろ
木下さんはいつカウカウファイナンスにいっても(客として)不思議でないオーラがあります。

ウチノキヨタ
内野さんはいつでもカウカウファイナンスで働けそうです。

あ、瓜田純士さんはリアルウシジマくん的な感じでいつでもいけますね。パネェな。

そんな感じですね。