ポーはかつて下北沢のレコードレーベルUKPROJECTで従事していました。
(ユーケープロジェクトと読みます。)
自身がCDをリリースしてもらう方でお世話になりだしましたが、
最終的にはスタッフとして長らくお世話になりました。
その時に制作に携わった作品などを紹介して行きたいと思います。
(ゆっくり編集します。)
Libra records(ライブラレコード)
Libra records(ライブラレコード)は、
元々YOUNG PUNCHやってた福井隆史さんが自身のレーベルとして始めたものでした。
YOUNG PUNCHとGOING STEADYをリリースしていく感じだったんですが、
YOUNG PUNCHがメジャーBMGでリリースするようになり、
GOING STEADYも福井さんのプロデュースから離れて
セルフ・プロデュースするようになったこともあって、
段々とレーベル活動の中心が当時UKPのスタッフであった与田さんに移って来ました。
ハウスのDJ(字面がヘンですね)でもある与田さんは当時から超多忙で
そんなこともあり、ちょうどそこら辺にいた僕ポーが
チョコチョコ制作やらせてもらえることになっていきました。
メタル刑事(メタルデカ)
メタル刑事は、ポーが活動していたバンドです。
リリースの詳細は以下より
参照:メタル刑事「警視庁」UKLB-011 ポーがメンバー
メタル刑事「警視庁」
品番:UKLB-011(ミニアルバム)
価格:1575円(税込)
Libra Rocords
発売日:2000年5月25日
(現在も販売中)
試聴サイト:メタル刑事 myspace
関連リンク:メタル刑事-KOCORO web site
(ほぼ閉鎖状態。BBSだけ生きていたが、先日サービス終了とのこと。)
NO BRAIN(ノーブレイン)
リリースの詳細は以下より
参照:NO BRAIN「21・4STARS」UKLB-029
NO BRAIN 「21・4 stars 」
品番:UKLB-029
1050円(税込)
Libra records
2002年6月12日発売
NO BRAIN(ノーブレイン)は福井さんプロデュースではじまったバンドですが、
僕もちょこちょこ手伝いました。
メンバーがとてもキサクないいやつだったので今でも印象に残っています。
そして、バンド自体が未だ現役で活動しているところが素晴らしいです。
(「NO BRAIN 韓国 バンド」などで検索すると現在の状況がわかると思います。)
LOST IN TIME(ロストインタイム)
LOST IN TIME(ロストインタイム)は
僕ポーの人生に多大なる影響をもたらしてくれたバンドです。
LOST IN TIME「冬空と君の手」
品番:UKLB-022
2100円(税込み)
Libra records
2002年6月12日発売
もう10年以上の時間が経つんだな。
そんな感慨にふけってしまうファーストアルバム「冬空と君の手」をバンドが発売した時、
僕はそれをキッカケに本格的にUKPROJECTでスタッフとしてお世話になりだしました。
メンバーにもスタッフだった辛島さんにも大変お世話になりました。
改めて詳しく書きたいと思います。
WRECKingCReW(レッキングクルー)
WRECKingCReW(レッキングクルー)とは、
僕自身のバンド「メタル刑事」でタイバンして知り合いました。
確かライブハウス西荻窪WATTSでのタイバンだったと思います。
あの西荻窪WATTSは沢山のバンドと知り合うことができた場所でした。
WRECKingCReW×メガロマニアックス 合同ミニアルバム「涙撃」
品番:UKLB-038
1680円(税込み)
LIBRA RECORDS
2004年3月24日発売
メガロマニアックスとの合同ミニアルバムという感じでリリース。
大塚真久さんが「これでやりたい」という強い希望の元リリース。
メガロマニアックスもパンチ効いたバンドでした。上垣くんと阿佐ヶ谷で飲んだな。懐かしい。
WRECKingCReWはバンドとしては現在は活動していませんが、
大塚真久と千秋一美嬢の長年培われた曲と唄はかなり印象的でした。
また飲みいきたいですね。
web(ウェブ)
webは広島のバンドです。
現在はwebとしては解散してしまいましたが、
主要メンバーはバンド名を変えて現在もライブ活動をしています。
LOST IN TIMEのドラム大岡源一郎氏からいいバンドいると教えてもらって聴いたら、
ホントによいバンドだったのでライブハウス八王子LIPSまで見に行きました。
web「web」
品番:UKLB-036
1890円(税込み)
Libra records
2003年7月23日発売
バンドも人もマインドも酒の飲みっぷりも素晴らしいバンドでした。
Milco.(ミルコ)
Milco.は、
オータムストーンというバンドの主要メンバーである菅原龍平くんのソロ・プロジェクトです。
バンド解散後にソロというカタチで活動を始められた菅原龍平くん。
たまたまライブを下北沢251で見て、
かなり良い感じだったのでそれをキッカケにリリースすることに。
Milco.「FLAMING YOUTH」
品番:UKLB-040
2625円(税込み)
Libra records
2004年8月25日発売
上記の作品はとても良い作品となりました。
制作業務としては外部マネージメントとの連動する業務となり、
音楽業界の権利ビジネスの難しさと複雑さを実感し、
かなり知識的に勉強するきっかけとなるものでした。
菅原龍平くんは現在も音楽活動を継続しておられ、継続する素晴らしさも伝えておられます。
また機会があればお会いしたいもんですね。
RAVE(レイブ)
柏のプリンスとして華々しく僕の手元に届いたデモテープを聴いたら、
かなり内容がよくて、ライブハウスザーザズーでライブやってもらったRAVE。
僕のUKPROJECT音楽制作の末期に非常にお世話になったバンドです。
RAVE「Oh! デッドボール」
品番:UKLB-048
2205円(税込み)
Libra records
2008年7月23日発売
RAVEのセカンドアルバムは「Oh! デッドボール」
ファーストアルバムの「僕のアパートに彗星がおちた日」もかなりの秀作で、
セールス的にも状況的にもとても良い感じの中リリースされたセカンド・アルバム。
個人的にはこの焦燥感と行き場のない微妙なやる気みたいのが
ジャケットワーク含め全面に漂っていて、結果かなり玄人好みの作品となった。
Libra recordsの現状でのラストタイトルでもあり、
今後更にこのレーベルから作品がリリースされるか現状わからないが、
個人的にはとても思い出の詰まった素晴らしいアルバムです。
RAVEはバンド自体は解散してしまったけれど、
主要メンバーの藤田竜史くんと徳田直之くんはホタルライトヒルズバンドとして活動中。
引き続き素晴らしい活躍を期待しています!
VA/WALK IN THE GROUND(ウオーク・イン・ザグラウンド)
オムニバスアルバム「WALK IN THE GROUND」のリリースは、
僕のバンド活動のターニングポイントでもある作品となりました。
(「VAとは、オムニバスアルバム(バラエティアーティスト)のことです)
VA「WALK IN THE GROUND」
品番:UKLB-014
2100円(税込み)
Libra records
2001年3月9日発売
収録バンド:GREEN MIND、THE FRISBEE、LINK、Chatter 8th woman、CLEAR、 STEP BY STEP、WRECKingCReW、THE TUG、EAST WOMAN
ほとんどのレコーディングを荻窪のリンキーディンクにて行いました。
僕もほぼ立ち会い、皆のやる気とパンチあるエネルギッシュさを感じた作品です。
当時の状況からしてもなかなかのセールス数になりました。
LINKやSTEP BY STEPは現在もバンド活動を継続しており、
それ以外でもバンドメンバーが音楽活動を継続している方多いので、
なかなかパワーあるメンツだったんだなと再認識します。
VA/WHITEBOARD(ホワイトボード)
VA「WHITEBOARD」はバンドWRECKingCReWのプロデュースでリリースされたオムニバス。
VA「WHITEBOARD」
品番:UKLB-032
1050円(税込み)
Libra records
2002年9月6日発売
収録バンド:WRECKingCReW、RETRO MANIA、リアルエイジ、KOCORO、メガロマニアックス、RAIN MAKER、GLEAM GARDEN、THE STAND UP
小岩のスタジオM(現:オフフェウススタジオ)でレコーディングしたのを思い出す。
WRECKingCReWの大塚真久さんのガッツもかなり素晴らしかった。
このオムニバスは大塚真久さんのガッツの結晶ですね。
BEYONDS TRIBUTE ALBUM「WE HAD BEEN THERE~A tribute to Beyonds~」
かつてWONDER RELEASE RECORDSより与田さんが制作してリリースしたバンド「BEYONDS」
僕も島根県在住時よりCDを聴いて相当な衝撃を受けていた。
BEYONDSのトリビュートアルバムを
ゆかりのあるバンドや新鋭バンドに参加して貰い作成することになった。
VA「WE HAD BEEN THERE~A tribute to Beyonds~」
品番:UKLB-021
2100円(税込み)
Libra records
2002年5月24日発売
収録バンド:MACO(REACH)、NAHT、SeaMeal、CREAKS、farmstay、We are the world、COWPERS、Punku Bol、Volume Dealers、GOD’S GUTS、YOSHIRO OKAZAKI、TRADE MARKS、bloodthirsty butchers、fOUL
このトリビュート盤は僕からすると相当豪華なメンツで実現して素晴らしいものになった。
プンクボイの徳さんと今はなきMISTY STUDIOで打ち合わせしたり、
マスタリングでブッチャーズの吉村さんの到着を待ったりと何かと思い出深い。
レコ発記念ライブも相当に良かった。
参照:BEYONDSトリビュートCD発売&LIVE決行記念スペシャル大放談
いろんなことがあったなぁ。
あれから10年以上の歳月が流れていることも早いなぁと思ってしまいます。
NEW JAPAN RECORDS(ニュージャパンレコード)
NEW JAPAN RECORDSは僕ポーが
「最強」という幻想を追い求める為にはじめたレーベルです。
直訳すると新日本録音。
まさか本当に自分が
プロレスデビューするなんて思っていなかった頃に立ち上げました。
MARGALINE(マーガリン)
MARGALINEは大阪のバンドでとにかくライブをやりまくるガッツ系ツアーバンド。
ライブ見てよくて声かけたのが始まりだったと記憶。
MARGALINE「STEP UP」
品番:UKNJ-999
1260円(税込み)
NEW JAPAN RECORDS
2003年10月22日発売
僕が出会った時にはすでにこの「STEP UP」はレコーディング完了していて、
原盤買い取りでリリースしていきました。
その後バンドはずっと活動を継続していき、
島根のライブイベントBURST MAX(斐川町開催)で僕が帰省している時に会った。
そして2013年までずっと活動。
継続することは素晴らしいなと思いました。
THE ROOKIE OUTSIDER(ザ・ルーキーアウトサイダー)
THE ROOKIE OUTSIDERはとことん衝撃的なバンドでした。
THE ROOKIE OUTSIDER「新宿サンクチュアリ」
品番:UKNJ-001
2100円(税込み)
NEW JAPAN RECORDS
2005年7月6日発売
「新宿アンティノックでヤバイバンドがいる!」とウチノさんに言われて見に行ったバンド。
かなりヤバイパフォーマンス(脱糞ライブ)を繰り広げていてビビった。
「こんなに凄いバンドがいていいのだろうか…」
これが僕の素直な第一印象だった。
しかし、これCDとか出してどうこうじゃないよなー、って感じ。
相当アンダーグラウンドの匂いがするバンド。
それでもメンバーのデススロットルエイリアン(通称:BIG-A)のやる気が凄かったりで、
なんだかんだでファーストアルバムを発売するところまでに至る。
「UFOミステリー」は曽我部恵一氏にプロデュースして貰うという素晴らしいことも。
そんなこんなで伝説(レジェンド)となったバンドは、メンバーの大学卒業とともに解散。
まさに惜しまれつつな感じとなった。
その後のBIG-Aの現状とかは、ここに書けないほど痛快な職種を渡り歩いているようだ。
サスガ過ぎますね。
UKPROJECT LABEL
固有のレーベルに属しないでUKPROJECTレーベル名義でもリリースした作品があります。
それぞれのプロジェクトの存在感が大きく、
既存のレーベルよりも大きな括りが適切だと判断した場合に
UKPROJECTレーベルでのリリースとなっていました。
KING BROTHERS(キングブラザーズ)
KING BROTHERSは、
僕が制作でお世話になる時点でFUJI ROCKやロックインジャパンフェス等の野外大型フェスなども経験しており、
セールス的にも実績のあるバンドとして認識していた。
バンドサイドに新しくマネージメントスタッフが加入し再始動というタイミングで関わらせていただいた。
KING BROTHERS「BLUES」
品番:UKCD-1111
2625円(税込み)
UKPROJECT
2004年11月10日発売
KING BROTHERS「Live At Cafe Blue」DVD
品番:UKDV-1112
2625円(税込み)
UKPROJECT
2004年11月10日発売
アルバム「BLUES」とLIVE DVD「Live At Cafe Blue」の2枚同時発売。
KING BROTHERSはとにかくコダワリの強いバンドだ。
僕の当時の自宅に滞在してくれて、でも一晩中DVD映像の編集をやりまくっていたケイゾーくんを思い出す。
マーヤもかなりストイックな雰囲気を常に醸し出していた。
「ちょっと、他と違うな」
どちらかというとかなりゆる~いキャラである僕は、
KING BROTHERSと接していると常に心地よい緊張感を感じつつ背筋が結構伸びていたのを思い出す。
そんな感じのバンド。
現在もメンバーチャンジをしつつも活動中。
西宮からどこまでも本気で発信しているのがよく分かる。
- キングブラザーズ(バンド)からメンバー脱退の報が。シンノスケさんとタイチさん
ストイックなバンドにはメンバーチェンジもつきものだけど、
高いレベルで継続し続ける素晴らしさをバンドは強烈に伝え続けてくれています。
KNOWZ DADA ROAR(ノウズダダロア)
エロティックキモティックスーパーノバー!!
KNOWZ DADA ROARは、外部のマネージメント会社からの持ち込みでスタートした。
KNOWZ DADA ROAR「無責任プラトニズム」
品番:UKCD-1121
1890円(税込み)
UKPROJECT
2007年8月22日発売
ソロアーティストでの作品だったこともあったが、
ライブはバンド形式でやったり、実はRAVEのメンバーと顔見知りであったりと
色々な部分で興味深かった。
アーティスト写真の撮影とプロモーションビデオの撮影はかなり良い物ができた。
僕にとっても勉強になるリリースだったと思う。
番外編
番外編としょうして公開する制作物からは、
本当にUKPROJECTが温かいマインドを持った会社なんだなと思う部分が大きいです。
僕の自由奔放に行動する様を本当に温かく接して頂いて感謝しております。
S.Y.A.P.2002(エスワイエーピー2002)
S.Y.A.P.2002は、内野さんとポーとで立ち上げたプロジェクト(レーベル)です。
MASAMIさんのトリビュート盤のリリースが目的での立ち上げでしたが、
現在もなくなったわけではありません。
Tribute to MASAMI 汚れなき豚友達へ!!
VA「Tribute to MASAMI 汚れなき豚友達へ!!」
品番:SYAP-1/2
2625円(税込み)
S.Y.A.P. 2002
2002年9月20日発売
東京信長塾(とうきょうのぶながじゅく)
東京信長塾はNOiZ POPINSKIと共同でノリで初めてしまったレーベルです。
ノリではじめた割にはその後に入塾希望者が殺到してきて、
その後の対応を検討したまま気が付いたら2014年になってしまったレーベル。
現存します。
Logistics(ロジスティックス)
Logisticsは、ボーカルの淫獣魔王さんが凄すぎたバンド。
オーディエンスが引くくらいいつでも全力でパフォーマンスする淫獣魔王さんはカリスマだった。
Logistics「生きさせろ」
品番:DQC-8
1890円(税込み)
東京信長塾
2007年9月19日発売
淫獣魔王さんの強烈すぎるアピールでリリースした作品。
東京信長塾のリリースは2014年現在までこの作品のみである。
新宿ロフトでのLogistics企画ライブや、その後の多数の伝説的ライブもあり、
様々なフォロワーをつくったLogistics淫獣魔王。
その後、人知れず某有名電力会社に就職した?という風の噂だけはmixiで入ってきました。
現在の行方はつかめていません。
WONDER RELEASE RECORDS(ワンダーリリースレコード)
元々与田さんが運営していたWONDER RELEASE REDORDSですが、
Libra recordsの方向性があまりに広くなってきたので復活することに。
旧作の再発盤とオムニバスアルバムをリリース。
そしてCHUB DUの作品などをリリースしていきました。
CHUB DU(チャブドゥー)
CHUB DUはTHE FRISBEEの牧島くんの部屋でCD聞かせてもらって知った。
それ以前にアンティノック系列のフリーペーパーSOSのサイクロン裏表紙でも
個性的なバンド名を見て存在は知っていたんだけど、バンドの音聞いたのはそれが初。
かなり個性的なサウンドだったけど、玄人好みの深い感じで最高だった。
CHUB DU「portal」
品番:UKWR-001
2415円(税込み)
wonder release records
2003年7月9日発売
この制作も途中まで僕は携わっていたんだけど、
やはりバンドの懐がかなり深いのが伝わってくる。
CHUB DUの音源は僕が自分で携わった制作の中でも最も聴いた音源のひとつだ。
このportalもいいけど、次のアルバム「YES NO」も相当な名盤。
現在もマイペースでバンドは活動中なので、
新曲や新作できたら是非チェックしていきたいと思っています。
WRECKingCReWの大ファンでずっと活動が気になっていました。
解散とか活動休止とか何も知らされていなかったので心配だったし
ショックでした。
活動していないというのが分かり自分の中のモヤモヤが解けました。
残念だけどスッキリしました。
涙撃は大好きなCDです。ライブも行きました。
メガロマニアックスも大好きだったけど彼らも報告なく解散された・・・。そういうものなのかと残念です。ファンはずっと応援してるのに。
hirokiさん、コメントありがとうございます。
WRECKingCReWはメンバーの事情により活動休止という感じですね。
詳しく触れられないですが、なかなか告知するタイミングを逸してしまった状況のようでした。
メガロマニアックスもメンバーの事情により活動休止(解散?)みたいです。
またライブやることもあるのかな??
やりたいけど、できない。
できないけど、どうしようかどうしたものか…
バンドマンの思いは常に現実と隣合わせの部分もありますので、それぞれの人生、優しく遠くから心に留めていただけると嬉しいです。
彼らもhirokiさんのような方がおられることを知ると、涙するでしょう。
バンドマンにとって、活動は自分の存在証明そのものです。
それを続けられない何かに直面した時、そのまま気を逸してしまうことも多いようです。
コメントありがとうございました。